電気代の安さで選びました。ワインセラーには大きく2つの方式があって、ペルチェ式のほうは静かで消費電力が小さいと書いてありましたからね。
25,704円で8年3か月使えたので、1年あたりにすると約3,100円です。これだけ見れば悪い買い物ではありませんでした。値段のことだけ知りたい人は、ここまで読めば大丈夫です。この先は8年経ってからはじめて知ったことの話になります。
| 内容 | |
|---|---|
| 商品 | ルフィエール(Lefier)LW-D32 最大32本収納・ペルチェ式 |
| 買った日 | 2018年4月8日(Amazon) |
| 値段 | ¥25,704 |
| 壊れた時期 | 2026年7月ごろ |
| 使えた期間 | 8年3か月 |
| 1年あたり | 約 ¥3,100 |
← 表は横に動かせます

電気代の安さで選びました。ワインセラーには大きく2つの方式があって、ペルチェ式のほうは静かで消費電力が小さいと書いてありましたからね。
25,704円で8年3か月使えたので、1年あたりにすると約3,100円です。これだけ見れば悪い買い物ではありませんでした。値段のことだけ知りたい人は、ここまで読めば大丈夫です。この先は8年経ってからはじめて知ったことの話になります。
壊れる半年ほど前から、だんだん冷えが悪くなっていました。
2026年の1月ごろのことです。「なんとなく冷えが弱いな」と思いながらそのまま使っていました。弱いなりに冷えてはいたので、困るほどではありませんでした。
それが7月になって完全に止まりました。
この機械にはファンが2つ付いていて、上のファンが先に壊れたんじゃないかと思っています。
フィルターがホコリで真っ白になっていました。
捨てる前に背面のカバーを外してみて、それに気づきました。カバーはネジで留めるタイプのグリルでした。

これを見てひとことだけ頭に浮かびました。
ここが汚れているとはまったく疑っていませんでした。「ペルチェ式は寿命が短いらしいから、そういうものだろう」と思い込んでいたんです。壊れたあとになって、はじめて知りました。
ただ分解して原因を突き止めたわけではないので、「掃除しなかったから壊れた」とまでは言い切れません。
はっきり分かっていることは3つだけです。8年間一度も掃除していなかったこと、外したらフィルターが目詰まりしていたこと(上の写真です)、半年かけて冷えが悪くなって最後に止まったことです。
ここからは私の推測ですが、熱がこもったことが関係していたのかもしれません。いま同じ機械を使っている人は、原因の話は置いておいて次の章だけでも読んでみてください。
ここがこの記事でいちばん言いたいところです。この機械は置いたままでは掃除できません。
というのもフィルターが背面の奥まった窪みの中にあるんですよね。

写真のとおり両側が出っぱっていて、その間の細い溝の奥にファンがあります。
つまり本体を壁から引き出さないと、手も掃除機のノズルも届きません。掃除しようと思ったら、21.4kgの箱を中身のワインごと引っぱり出すことになります。

私は8年間さぼりました。とはいえあの箱を毎年置き場所から引きずり出してきちんと掃除するなんて、私にはできませんでした。
8年間ずっと気になっていたことがもうひとつあります。夏場にあまり冷えなかったことです。でもこれは故障ではなく、仕様どおりの冷え方でした。
壊れる前から夏はあまり冷えていませんでした。外が暑くなるとそれに引っぱられて中の温度も上がってしまうので、「そういうものなのかな」と思いながら使っていました。
この記事を書くために仕様を調べ直してみたら、理由がはっきりしました。
最初からそう書いてありました。
要するにペルチェ式は「何度に冷やす」機械ではなく「部屋の温度から、約15℃ぶん下げる」機械でした。部屋の温度ごとに並べると、こうなります。
| 部屋の温度 | いちばん頑張って、庫内はこのくらい |
|---|---|
| 20℃(春・秋) | 約 5℃ → よく冷える |
| 25℃ | 約 10℃ |
| 30℃(夏) | 約 15℃ → 設定を4℃にしても届かない |
← 表は横に動かせます
ちなみに私はパントリー(室内の暗いところ)に置いていました。直射日光が当たらず、熱源からも離れた場所です。入れていたのも32本のうち20本くらいなので、詰め込みすぎでもありませんでした。
置き方のせいではなく、ペルチェ式の仕組みのせいでした。夏に部屋が30℃になれば、庫内も15℃くらいまでしか下がりません。なので夏に冷えなくて悩んでいる人は、置き場所を疑う前に仕様の一行を見てみてください。

注文履歴で数えてみたら、本体を買ってから注文したワインが14件ありました。
| 年 | ワインの注文 |
|---|---|
| 2018年 | 2件 |
| 2019〜2021年 | 記録なし |
| 2022年 | 2件 |
| 2023年 | 3件 |
| 2024年 | 3件 |
| 2025年 | 4件 |
| 合計 | 14件 |
← 表は横に動かせます
1件が6本や12本のセットのことが多いので、本数にするとこれよりずっと多くなります。
ただし2019年から2021年は記録がありません。買っていなかったのか別のお店で買ったのかは分からないので、数えたとおりに書いています。
ほかにワイングラス(2023年)やオープナー(2018年)もこの間に買っています。ワインセラーはちゃんと使っていました。
いま振り返ってこう思います。
涼しい保管庫としてなら、これは良い機械です。暗くて振動が少なく夏でも15℃前後なので、ワインを寝かせておく場所としては十分でした。
ところが私は「冷えた白ワインをいつでも出せる」つもりで買いました。だから夏が来るたびに期待が外れました。同じつもりで探している人は、ここを先に決めてから機種を見てみてください。
| こんな人 | どうするか |
|---|---|
| 夏でもよく冷やしたい | ペルチェ式はやめる。コンプレッサー式を選ぶ |
| 寝かせて保管できればいい | ペルチェ式で足ります。静かで電気代も安い |
| 置き場所が壁ぴったり | 背面が掃除できるか先に確認する。できないなら置き場所を変える |
| 部屋が夏に30℃を超える | 仕様の「周囲温度 −◯℃まで」を計算してから決める |
| とりあえず安く始めたい | ペルチェ式で試すのはアリ。ただし夏は期待しない |
← 表は横に動かせます
私の次の1台は、まだ決めていません。コンプレッサー式にしようとは思っていますが、最近は値上げが続いていて高いのでなかなか踏み切れずにいます。
8年3か月で壊れました。1年あたりにすると約3,100円です。数字だけ見れば悪くはありません。ただ捨てるときの家電リサイクル料金5,200円を足すと全部で30,904円なので、1年あたりでは約3,700円になります。
この記事は値段の話よりも、壊れてから背面を外したときの気持ちを伝えたくて書きました。フィルターがホコリで真っ白になっているのを見て、「これが原因か!」と思いました。8年間そこを一度も疑っていませんでしたからね。
しかもフィルターは引き出さないと掃除できない位置にありました。
そこでこれから買う人にお伝えしたいことが3つあります。まず置き場所を決める前に、背面のフィルターが「掃除できるか」を見てください。それからペルチェ式は「周囲温度 −約15℃まで」しか冷えないので、夏の冷え具合は仕様で決まってしまいます。最後に「ワインセラー」と「涼しい保管庫」のどちらが欲しいのかを、買う前に決めておいてください。
どれも買う前に知っていれば違う選び方ができたことばかりです。とくに掃除のことは、8年経ってから気づいても遅かったですね。